冴島薫のブログ

塾講師です。

メルマガバックナンバー「高校受験に塾はいらない! 中学の成績を2.9倍伸ばす問題集」#26 / 社会 歴史 江戸時代の経済

ここではメルマガ「高校受験に塾はいらない! 中学の成績を2.9倍伸ばす問題集」

のバックナンバーをお届けします。

 

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■今日の問題(社会)

次の文の( X )と( Y )に入る語句の組み合わせとして正しいものを
ア~エの中から選びなさい。

「大阪は、( X )であることから『天下の台所』と呼ばれました。
東北地方や北陸地方などから日本海沿岸をまわってくる( Y )航路を使い
諸藩の年貢米や特産物などが大阪に運び込まれました。」

ア ( X ) 商業や金融の中心地 ( Y ) 西廻り
イ ( X ) 商業や金融の中心地 ( Y ) 東廻り
ウ ( X ) 米の生産地  ( Y ) 西廻り
エ ( X ) 米の生産地  ( Y ) 東廻り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■答え

ア ( X ) 商業や金融の中心地 ( Y ) 西廻り


■解説

一見細かい知識を聞いているようですが、
私はそうではないと思います。

まず、( X )ですが、
「天下の台所」とその直後にあります。
「台所」と「米の生産」というのは結びつくでしょうか?
どちらかというと
「台所」→「多くの食べ物があるところ」→「商業の中心」
と考える方が自然ですね。

次に( Y )です。
西廻りか東廻りか、ですね。

まぁ、「西廻り航路」で画像検索すれば
https://goo.gl/UbxUE8
答えはすぐに出てくるのですが。。。
ここでは別の見方をしておきましょう。

日本海沿岸をまわる」ということは
日本列島の東側をまわっているのでしょうか?
それとも西側でしょうか?
西側ですよね。

そこから「西廻り航路」とわかります。

仮に暗記した知識がなくても
このような問題は考えられるようにしましょう。


■編集後記

社会の入試問題に対しては、
時折「細かい所を聞きすぎている」という
意見が聞かれます。

しかし、そのような場合は、
まわりの図や問題文を読み取れば
答えが導き出せる場合がほとんどです。

「正確に、図表・文書から事実を読み取る」のが
社会という科目で求められている能力です。

ある意味では、数学よりも柔軟な思考が
要求されているのかもしれません。

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