冴島薫のブログ

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メルマガバックナンバー「高校英文法で確実に合格する テキトー攻略法」#71 / どんな構造の文なのか?

こんにちは。冴島薫です。

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ここではメルマガ「高校英文法で確実に合格するテキトー攻略法」

のバックナンバーをお届けします。

 

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■今日の問題

次の文が正しい文になるように、カッコ内に入る語を
ア~エの中から選びなさい。

Scarcely (  ) lunch when the doorbell rang.

ア we had started
イ we did have started
ウ had we started
エ did we have started

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■答え

ウ had we started


■解説

Scarcelyという語からこの文は
始まっています。

Scarcelyは「ほとんど~ない」と覚えている人が
多いと思います。
それでピンとこない人は「ほぼNo」を表す言葉だと
覚えておいてください。
「ほぼNo」なので、"普通は"notと同じ位置に来ると
捉えておけばいいんです。

ところが、このscarcelyが文頭に来ている
これはどういうことか?

もう勘のいい方なら気づいたかと思いますが
これは「倒置」の文です。

ですから元々は

We … scarcely … lunch when the doorbell rang.
という形だったのでしょう。

ここからは
・倒置が起こるとその後の部分は疑問文の形になる
・そもそも、startを使った部分はどんな形になるか
この2点をしっかり押さえて解けばいいんです。

この問題の場合、
when the doorbell rangが過去のある時点を表しているので
「朝食をこの時点で食べ始めていたのかな」
  ↓
「過去完了形なのかな?」
と推測することができます。

そして、倒置の文だ、つまり
疑問文の順番になっているはずだと考えれば
had we startedが空欄に入るとわかります。


(訳 : 私たちが昼食を食べ始めるとすぐに、玄関のベルが鳴った。)

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