【干支と西暦】日本史(歴史)の学習に(ちょっとだけ)役立つ、干支(十干十二支)⇔西暦の変換法!(中編)
こんにちは。冴島薫です。
前回の続きをやっていきますよ!
さて、どうやって2018年の干支は「戊戌」だとわかるのか?
計算方法がある、という所までお話ししましたね。
さてどんな計算方法なのでしょうか? 順を追って説明していきます。
① 西暦を60で割って余りを求める
西暦、今回の場合は2018、ですね。これを60で割って余りを出します。
2018÷60 = 33余り38 ですね。
大事なのは「余り」今回の場合は38です。
この38を「西暦の余り」と表すことにします。
② 「西暦の余り」から3を引く
次に「西暦の余り」から3を引きます。
今回の場合は 38-3 = 35 ですね。
ここで出てきた35を「干支ナンバー」と表すことにします。
「西暦の余り」ー 3 =「干支ナンバー」
ということです。
③ 「干支ナンバー」から干支をもとめる
次に「干支ナンバー」から干支を求めます。
正確に言うと、十干と十二支をそれぞれ求めていきます。
まずは「十干」です。
干支ナンバーを10で割った余りを出します。
35 ÷ 10 = 3 余り 5 ですね。
余りによって以下のように十干が決まります。
甲 … 余り1
乙 … 余り2
丙 … 余り3
丁 … 余り4
戊 … 余り5
己 … 余り6
庚 … 余り7
辛 … 余り8
壬 … 余り9
癸 … 余り0
となります。
2018年の十干は、戊 とわかりますね。
…とここまで説明してきましたが、干支ナンバーの下一ケタが余りになることがわかればスンナリとわかりますよね。。。
十干は
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 の10あって、
コウ・イツ・ヘイ・テイ・ボ・キ・コウ・シン・ジン・キ と読みます。
この順番はしっかり覚えておきましょう。
次に「十二支」です。
こちらは、干支ナンバーを12で割った余りを出します。
今回の場合は 35 ÷ 12 = 3余り11 ですね。
余りによって以下のように十二支が決まります。
子 … 余り1
丑 … 余り2
寅 … 余り3
卯 … 余り4
辰 … 余り5
巳 … 余り6
午 … 余り7
未 … 余り8
申 … 余り9
酉 … 余り10
戌 … 余り11
亥 … 余り0
2018年の十二支は、戌 とわかりますね。
(確かに、今年の年賀状にはイヌを書きましたね。。。)
さて、ここまでをまとめますと、
・十干は戊
・十二支は戌
ですので、干支は「戊戌」となります。「戊戌」となるんですね。
さて、この「戊戌」。
高校で日本史を学習した人はどこかで見覚えがありませんか?
続きは「後編」で!!!