メルマガバックナンバー「高校受験に塾はいらない! 中学の成績を2.9倍伸ばす問題集」#93 / 国語 短歌
こんにちは。冴島薫です。
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■今日の問題(国語)
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども(見えないが)
風の音にぞ おどろかれぬる(はっとして気づかされた)」
上の短歌は、立秋の日(この日から秋となる日)に
詠まれた和歌である。
この和歌の「さやかに」の意味として最も適したものを
ア~エの中から選びなさい。
なお、カッコ内は和歌の一部を現代語訳したものである。
ア 静かに
イ ぼんやりと
ウ わずかに
エ はっきりと
■答え
エ はっきりと
■解説
「秋来ぬと」は「秋が来たと」と現代語訳をあてることができます。
この「ぬ」は「~ない」と訳すこともありますが
「~した」という意味で使うことも多いです。
この問題は、立秋の日、つまり秋が始まった日に詠んでいるので
秋がもう既に来ていると判断できます。
ですので、上の句は
「秋が来たと 目には( ) 見えないが」
となります。
カッコの部分は「さやかに」の意味にあたる
言葉が入ります。
さて、何でしょうか?
選択肢の中でしたら、
「はっきりと」が入るのではないでしょうか?
イを選んでしまった人は
「ぼんやりと」見えないというのと、
「ぼんやりとして」見えないというのを
混同しているのではないでしょうか。
「ぼんやりと見えない」は
果たしてぼんやりしているのかしていないのか
考えてみてください。
■編集後記
ちなみに、「さやかに」は
「清かに」または「明かに」と
漢字をあてることができます。
サザンオールスターズの「TSUNAMI」という曲の歌詞にも
「さやか」というフレーズがありますよ。
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