冴島薫のブログ

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メルマガバックナンバー「高校英文法で確実に合格する テキトー攻略法」#31 / 分詞構文 その2

ここではメルマガ「高校英文法で確実に合格するテキトー攻略法」

のバックナンバーをお届けします。

 

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■今日の問題

次の文のカッコ内にあてはまる語として正しいものを
ア~エの中から選びなさい。

(  ) the night before, the road was muddy.

(注) muddy ぬかるんでいる

ア It having rained
イ Having rained
ウ Having been rained
エ It being rained

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■答え

ア It having rained


■解説

分詞構文は、分詞構文になる前、つまり
「何かが省略される前」をしっかりイメージすることが重要です。

慣れないうちは、省略されていない形を
しっかり書いてみるといいでしょう。

まず今回の文のカンマの後は、
「the road was muddy → その道路はぬかるんでいた」なので
カンマの前は選択肢も見てみると
「前の夜に雨が降っていたので」となりそうです。

これを分詞構文を使わずに書いてみましょう。
すると
As it had rained the night before
(前の夜に雨が降っていたので)
となりそうですね。

なぜitなのかは大丈夫ですか?
雨が降るなど、天候を述べる文はitが主語として使われます。

As it had rained the night before, the road was muddy.

さて、分詞構文を作っていきましょう。
この中から省略できるものは何でしょうか
「接続詞」と「主語」をとってみましょうか。

接続詞のAsはとってもOKそうです。
主語のitはどうでしょうか?

これはとることができません。
理由は「the road was muddy」の主語the roadと
異なる主語だからです。
主語が省略できるのは、同じ主語が2回出てくる
つまり同じ語の繰り返しになるからです。
今回の場合、itは元から1回しか出てこないので
省略できないんです。

最後に分詞の部分を作ります。
今回は動詞の部分が「had rained」なので
hadをhavingに変えます。

すると
It having rained the night before, the road was muddy.

となり、答えはアとなります。

(訳:前の夜に雨が降っていたので、その道路はぬかるんでいた。)

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