【高校入試】2018年 東京都立高校入試 数学 大問2[問2] ~文字式その2~
2018年 東京都立高校入試の数学。
大問2、文字式の問題です。ここでは[問2]を解いていきます。
この問題も、「直線を表す文字(と)だけで式を作る」 ことを意識して解いていきましょう。
も も「直線を表す文字(と)だけで式を作る」のです。
ではまず、から見ていきましょう。は、この円柱の表面積ですね。
問1でも出てきた表面積。基本は展開図で考えることです。
こんな感じでしょうか? よって、この円柱の表面積は、
(長方形の面積) + (円の面積) ×2
となります。
さて、これでは、まだ右辺 と一致しませんね。
ここで に使われている文字をよく見てみると・・・
→ 円柱の高さ、つまり直線の長さです。
→ 底面の円周、つまり曲線の長さです。
→ 円の半径、つまり直線の長さです。
こうして見てみると、「 を別の形で表せばいいのかな?」ということが見えてきませんか? は、半径の円の円周なので、
と表すことができます。
これを、 に代入すると、
となります。これで直線を表す文字(と)だけで式を作る」ことができましたね。
さて、次は右辺、 について考えてみましょう。
よく見ると、 という"曲線の長さ"を表す文字が紛れているので、先ほどと同様に変形してみましょう。
これで、右辺と左辺が一致しましたね。
解答欄には、以下のように書くといいでしょう。
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は底面の円の円周なので、
と表すことができる。
また、
よって、 となる。
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こんな感じでしょうか。
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、つまり円周率は「直径の何倍が円周になるか」を示すものなので、という式が作れます。
これを利用して、式を変形させていってもいいですよ。