【高校入試】2018年 東京都立高校入試 数学 大問4[問2①] ~合同の証明~
2018年 東京都立高校入試の数学。
大問4、平面図形の問題です。ここでは[問2①]を解いていきます。
問2は、証明。今年は合同の証明です。まぁ、合同の証明にしても相似の証明にしても「同じ角度を見つける」ことが大事になってくるのは変わりません。
問1と同様に問題文に書いてあることを図に書き入れていきましょう。
∠APB=90° ですよ。直径に対する円周角ですからね。
さらに、このようなことがわかります。
∠APR=90° なのはわかるでしょうか?
∠APR = 180° ‐ ∠APB = 180° - 90° = 90° となります。
ここまでで、
① BP=RP (問題文に書いてある「仮定」です)
② ∠APB=∠ARB (上に書いた通りです)
③ AP=AP (共通な辺ですね)
これで合同条件を満たしそうです。
<解答例>
△ABP と △ARP において、
仮定より、BP=RP ・・・①
直径に対する円周角なので ∠APB=90° ・・・②
∠APR=180°‐∠APB=180°-90° = 90° ・・・③
②、③より ∠APB=∠APR ・・・④
共通な辺なので、AP=AP ・・・⑤
①、④、⑤より、2つの辺とその間の角がそれぞれ等しいので
△ABP≡△ARP
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比較的取り組みやすい証明だったと思います。しっかり書けるようにするには、練習あるのみです。