冴島薫のブログ

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メルマガバックナンバー「高校受験に塾はいらない! 中学の成績を2.9倍伸ばす問題集」#29 / 数学 確率と素数

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■今日の問題(数学)

A、B2つのサイコロを2個同時に投げる。
出た目の和が素数になる確率を求めよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■答え

5/12 (12分の5)


■解説

2つのサイコロを同時にふるという問題がよく出ますが、
目の出方は全部で何通りあるでしょうか?

6×6から36通りです。

サイコロの問題は色々ありますが、
2つのサイコロの場合は36通りであることを
覚えておいてください。

そして、サイコロの問題を解くコツは
この36通り1つ1つを確かめることです。

「当たり前のことじゃないか」と思うかもしれませんが
テストで時間がない時にあわててしまい、数え間違えてしまうものです。
また、色々と「速く」解く方法がありますが、
(奇数や偶数が出てくる問題など)
それらは「36通り1つ1つを確かめる」という基本の上にあるということを
忘れないでください。

さて、今回の問題ですが、「素数」に関する問題です。

素数というのは、しっかりした定義がありますが
要は「約数が2つの自然数」です。
「2,3,5,7,11,13…」などがあります。

奇数や偶数と違うのは
「規則性」がないことです。
奇数や偶数は1つおきに存在するのですが、
素数は2と3のように隣り合っていたり、
7と11のように4つ離れていたりと感覚がバラバラなんです。

ですから、特に素数に関しては
36通り1つ1つを確かめることを大事にしてください。

出た目の和、つまり目の数を足したものが素数になるのは
(Aの目、Bの目) = (1,1)(1,2)(1,4)(1,6)
(2,1)(2,3)(2,5)
(3,2)(3,4)
(4,1)(4,3)
(5,2)(5,6)
(6,1)(6,5)

の15通りあります。

よって、求める確率は「15/36」
約分して「5/12」になります。


■編集後記

中学の確率の問題は
1つ1つ数え上げるのが基本です。
樹形図も数え上げるための道具なんです。

「めんどくさい」と思う人もいるかもしれませんが
高校に入れば1年生で「めんどくさくない」方法を学習します。

それまでの我慢だと思ってください。

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