冴島薫のブログ

塾講師です。

メルマガバックナンバー「高校英文法で確実に合格する テキトー攻略法」#55 / 不定詞と動名詞、両方使える時

ここではメルマガ「高校英文法で確実に合格するテキトー攻略法」

のバックナンバーをお届けします。

 

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■今日の問題

次の文が正しい文になるように、カッコ内に入る語を
ア~エの中から選びなさい。

He no doubt regretted (  ) see Nancy when she was in Boston.

ア not being able to
イ not to be able to
ウ to not be able to
エ being able not to

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■答え

ア not being able to


■解説

regretは「~を後悔する」という意味の動詞です。
これは不定詞をとるのか、動名詞をとるのか?

結論から言うと、どちらも取れます。
ただし、意味は異なります。

regret to ~ は「残念ながら~する」
regret ~ing は「~したことを後悔する」
です。

これを2つの熟語として覚えてもいいのですが
不定詞と動名詞のイメージとともに覚えておくと
忘れにくいと思います。

不定詞は「未来」のイメージの表現です。
regret to~は「(未来に)~することを後悔する」と
捉えることもできるんです。
そうすると「残念ながら~する」という訳も
スッと理解できるのではないでしょうか?

動名詞は「過去」のイメージの表現です。
regret to~は「(過去に)~したことを後悔する」と
捉えることができます。

今回の問題は、過去の話なので
動名詞を使った「~したことを後悔する」ではないかと
考えることができます。

be able toが動名詞の形になると、
being able toになりますね。

今回の場合は、それにnotが加わります。
どこに入れたらいいでしょうか?

動名詞にnotを入れる時は前に入れます。
not ~ingという形になります。

というわけで、答えはアになります。


(訳:ナンシーがボストンにいる時、彼女に会うことができなかったことを
彼が残念がっていたことは間違いない。)


■編集後記

regretと同じように、動名詞不定詞もとるものは
forgetやtryなどがあります。
キチンと意味がとれるようにしましょう。

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