冴島薫のブログ

塾講師です。

センター試験 追試験 2018 英語 第2問A 問9

こんにちは、

ここでは、2018年(平成30年)1月に行われた

センター試験 追試験の英語、 第2問Aの文法問題の解説をしていきます。

 

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問9

 (  A  ) of the European history (  B  ) I read helped me understand why there are so many countries in Europe.

 

① A : Each  B : book

② A : Each  B : books

③ A : Every B : book

④ A : Every    B : books

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】② A : Each  B : books

 

【解説】

 Every of ~ という形は、一見ありそうですが…。ないんです。

 まずこれはしっかり覚えておいてください。「何となく『全ての本』と訳せそう」と考えてはダメです。

 というわけでAには Each がはいります。

 Each of the European history books「それぞれの本」という主語を作っていますね。

 

 サラッと答えを発表してしまいましたが、Bには booksが入ります。

 

 Eachには「それぞれ」という意味があります。Each of ~ で「それぞれの~」となるんです。

 ここでよく考えてほしいのですが、もし「~」に入るものが単数だったら、「それぞれの」って要らないのではないでしょうか?

 例えば、「それぞれの1人の生徒」「それぞれの1本のバナナ」って明らかにおかしいですよね。

 「20人の生徒それぞれ」だったら正しい表現ですね。

 こうして考えてみると、Each of の後には複数形が来るというのが理解できると思います。

 

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 「こういう問題が苦手」という人は、なぜそのような形になるのかを考えながら、文法の知識を身につけておきましょう。

 もちろん「暗記がとにかく得意」なら丸暗記することを否定はしませんが、その形になる理由を理解した上で覚えると本当に忘れないです。

 例えば、each of のカタマリは単数形になるのですが、なぜそうなるのか、"自分なりに"でいいので考えてみてください。

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