センター試験 追試験 2018 英語 第2問A 問5
こんにちは、
ここでは、2018年(平成30年)1月に行われた
センター試験 追試験の英語、 第2問Aの文法問題の解説をしていきます。
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問5
Without any other proposal ( ) submitted in time, the committee approved our plan immedeately.
① be
② for being
③ having been
④ was
【答え】③ having been
【解説】
まず、空欄はWithoutから始まるカタマリ(副詞句)の中にあることに注目しましょう。
Without、つまり前置詞の後には「名詞のカタマリ」が来ますね。例えば④が入ると、名詞のカタマリにならないのがわかるでしょうか? 前置詞の後に「S+V」が入ることになってしまいますね。
では、空欄には何が入るでしょうか?
選択肢に使われているbe、そしてその直後のsubmitという2つの動詞があります。先ほども言ったようにWithoutの直後からカンマまでで1つの名詞のカタマリを作りたいのでbeとsubmitで1つの分詞の形をとるのではないかと考えられます。
ここで、
・any other proposal が分詞によって詳しく説明される(修飾される)
・submitは「提出する」
・any other proposalは「submitされる」もの
というのがわかれば、any other proposalの後にhaving been submittedという形が来るのがわかります。
「空欄要らなくない?」と思った人は、「時制」についてしっかり考えてみましょう。
この文の中で起こっていることは
❶ 期間内に他の提案が提出されなかった。
そして"その後に"
❷ 委員会がすぐに私たちの計画を受けいれた。
のですよね。
要は、❷より❶の方が前に起こったことというのをしっかり述べなければなりません。よって完了形を用いた分詞になります。
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動詞の形を問う基本的な問題と言えるかもしれません。ここまで熟語の知識や語法を問う問題が多かったので、余計にそう感じるのではないでしょうか。
センターに限らず、英文法の問題としてよく出題されるところなので、しっかりできるようにしておきましょう。
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