冴島薫のブログ

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メルマガバックナンバー「高校受験に塾はいらない! 中学の成績を2.9倍伸ばす問題集」#9 / 国語 文節の分け方

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■今日の問題(国語)

次の文を文節で区切りなさい。

「あの子はみかんを食べている。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■答え

あの / 子は / みかんを / 食べて / いる。


■解説

(中学3年生向けの解説をしています)

文節といえば
「"ネ"で区切って読む!」
と覚えている人も多いですね。

「あの(ネ)子は(ネ)みかんを(ネ)食べて(ネ)いる(ネ)。」

うん、これでOKですね。

 


…本当にそうでしょうか?

 

 

私なら
「あの子は(ネ)みかんを食べている(ネ)。」
としてしまいます。

もちろん不正解です。

実は、中学1年生の段階では
文法について多くのことを学習していないため、
ネで区切る以外の方法が使えないという事情があります。

しかし。

3年生になると文法について多くの知識がありますから
それを使って解けばいいんです。

皆さんには
『1つの文節には、1つだけ自立語が入る』
これだけ覚えていてほしいと思います。

自立語は、ざっくりいうと
「助詞と助動詞以外」です。

助詞は「て、を、は、の」など
助動詞は「れる、られる、せる、させる」などです。
これだけでは意味のある言葉になりませんよね。
自立語は「助詞と助動詞"以外"」です。


では、改めて問題を見てみましょう。

「あの子はみかんを食べている。」

「あの」は「子」について詳しく説明しています。
こういう語を「連体詞」といいます。自立語です。
「子」は名詞なので、
「あの」と「子」の間で区切れることがわかります。

また、
「食べている」ですが、
「食べる」と同様に「いる」も動詞です。
ですから「食べる」と「いる」の間で
区切ることができます。

このように考えていくと、
「あの / 子は / みかんを / 食べて / いる。」
となるんですね。

ネで区切る方法で苦労していた人は
この方法でやってみてください。

 

■編集後記

国語で質問が一番多い内容をやりました。

正しい方法で解けば怖くありません。
今からでもしっかり解き方を
身につけておきましょう。

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